愛してる
愛してる愛してる愛してる
愛してる愛してる愛してる愛してる遭いしてる合いしてる哀してる遇いしてる相してる
アイしてるアイしてるあいしてるあいしてるあいしtrあいshtるaiしてるaishiてru
aishiteruaishiterusihshiteruaiaaaaaaaaaaaaaaaAAああああ嗚呼亜亜アアアア嗚嗚

心に浮かんだ言葉は、それ自体が発狂して収集つかず。
手で外へ吐き出した言葉は、それ自体が退廃して錆びていく。
さて、どうしようか。
この想いはとうに、捨て去ってしまったはずなのだ。
其れなのに内なる靄は、外を求めて暴れだす。
いや、此れでは語弊が在る。
内なる、ではなく、外から、だ。
外からの悪性の病気が、僕の体を蝕んでいるに違いない。
さもなくば、こんなに白い光を、想うだろうか。





精神常
(いや、想うまい。)





生物というのは必ず愛を求める。
人も例外なく、そうである。
・・・と、誰かが言っていた気がする。
さて、僕は確かに過去に情を求めたことはあるけれど。
そして其れが、確かに、愛だったなんて解らない。
一つ言えるのは、普通の人より異常だったということ。
けれど、綺麗だったんだよ、そう、他の人より。

過去を想う。
閉じ込めた牢屋、冷たい泣き声。
その中に響いた、異質な温かさ。
あの子の言葉は、もう、僕の口からは言えないだろう。
まだあの子が生きていたなら、僕は今此処にはいないだろうし。
そして、この道を辿ることなく、あの子の言葉を言えていただろう。
口から発するのも禁じられているように思えるほど、腐ってしまったのだから。
温かい目線、優しい口元。
小さな手と、小さな温もり。
さよならをしない、解放。
涙と恥を知った、暗闇の中の光。
そして、玩具の指輪。
今思い出しても、其れは思い出として記憶されてしまい、表面まで浮かび上がらない。
どんなに浮上させようとしても、今が邪魔をする。
それで、いいんだけどね。
夢から覚めて。
紅い瞳と、血の円陣。
口にした空虚は、何ももたらさず。
あの子は生き返らず。
神への怨恨、反逆の印。
右目に刻んだ逆さ十字は、滑稽な傷の一つ。
僕が再び堕ちるまで、時間はそうかからなかった。
あの子の幻影を天に残して、僕は地へと進んでいくことにしたんだ。

「J、商人が来てるぜ?」

白銀の長髪の、シロモリ−メインプレーヤーでマーカーで副リーダー的な子−が言う。
そうそう、商談の話があったのだ。
勿論、子供の。
(今回はどんな子がいるのかな、とか、期待してしまうんだよね。)

「今行くよ。」
「それから、」

彼は大きく息を吐いた。
何を言われるか、察しはついてるよ。

「片付けはしっかりと、な。」

俺は片付けねぇぞ、と可愛げのないことを言って、足早に去る、彼。
さて。
辺りを見回す。
紅の液、白濁の液、透明な雫、穢れた肉体、濁った眼球。
そして、夥しい量の機械や刃物。
どうやって片付けようか、とか、掃除屋にでも連絡しようか、とか。
考えながら、商談の席へ向かう。
こっちが優先。
あっちは彼がやってくれるかもしれない。
(穢れた子供には興味なかったり、なんてことはないけどね。綺麗な方がいいよ。)

「さあ、始めようか。」

商談相手に僕は、暗闇の中、そっと微笑んだ。





白い子を手に入れた。
他にももっとたくさん買ったけれど、一番気に入ったのがこの子だった。
彼と同じ、シロモリ。
刻まれた数字は、人体実験のモルモットの証。
けれど、気にはしない。
其の子の無垢なまでの白さ、純粋さ、儚さ、其れが気に入った。
可愛い子供だし、うん、将来は長髪にしようかな。
なんて、未来設計を立ててみる。
(黒い未来だね!)

「お名前は?」

思わず訊いてみたが、思えば、此処に来る子の大半は名前がない。
上に、僕を怯えて何も答えない。
まあ、この子はきょとん、とした無表情な瞳しか向けないから、大丈夫かな。

「・・・・・ない。」
「そう、じゃあ、僕が付けてあげるね。」

其れは、悲劇。
其れは、成就しなかった愛。

「メロウ。メロウでいいね?」

可愛そうに、白い人魚は捕まった。
そして、此処に縛られた。

「めろう・めろう?」
「ああ、其れも可愛いね。」
「・・・わかった。」

彼女が向ける瞳は、人魚の其れとは異なっていた。





白い、白い。
そこに温もりはないけれど、綺麗さが似ているような気がした。
(唯、あの子よりは劣るよ。)

「・・・まーかー?」
「そう、刻印者(マーカー)。」

メロウは僕の言うことを聞くいい子だから、近くに置いておきたいんだよ。
なんて言っても、彼女は見つめるばかり。
其の白い無垢な頬に、白いダイヤのタトゥを残す。
また一つ、彼女を縛る鎖が増えた。

彼女が去った後、手に残った冷たさに、温もりを感じ。
そして、あの子を恋しくさせた。
恋しく?其の気持ちはとうに捨て去ったはずだ。
持っていても、もう、仕方の無いものなのだから。
それでも心の中の闇が、光を求めて彷徨う。
心の中の?これは語弊だ。
心の中の、ではなく、・・・・では何処だ。
外からか?
他人からか?
この感情を押し付けるのは、紛れもない、僕の心だというのに。
僕は其れを否定したくて堪らないんだ。
あの子を思い出させないで。
あの子を求めさせないで。
あの子を連想させないで。
あの子をあの子をあの子をあの子をあの子をあの子をあの子をあの子を直子wのアコ絵
お七男かネイ青尚コアjそあmsづふぃfあの頃bあじょんころあのこwjなおんそど
あのk、えおえjsぽなおころなおのこあのこankanokanaksonakoankoanokoanaoampooo





「J?」

ばさり、と目の前が開ける。
白銀の瞳と瞳がかち合う。

「銀かい・・・?」
「何倒れてるんだよ。」
「嗚呼、僕は倒れていたんだね。」
「オイ・・・、大丈夫かよ。」
「大丈夫だよ。」
「疲労か?」
「いや、、、、懐かしい過去への逃避行さ。」
「はぁ?」

銀−白銀の長髪のシロモリ−は訝しんだ侭、此方を見る。
辺りを見回すと、書類が散漫していた。
ついでに言うと、銀がさっきの塵も、今の書類も片付けてくれていた。
何ていい人なんだろうね。
世話が得意だという外見が、何処にも見当たらないというのに。
こんな僕にまで、・・・おっと、卑屈になってはいけない。
過去への修羅の道は、もう十分だ。
今への逃避を続けなくては。

「ねぇ。」
「あん?」

僕は彼に微笑んだ。








今が一番素敵だよね!

(其れって嘘だろ?)(いいや、まさか。)






+

第何弾か忘れたけど、今年初めのSSS。
本当は正月に更新する予定だった、怠け者。
今回は、新キャラのMr.Jと、まだ設定は書けていない銀(シロガネ)。
タイトルは、あくまでJのイメージ。
内容的には、過去を引きずって今へ逃避している話。
行動とかも狂ってる感じなので、このタイトルを見たときに、パッと。
()や比喩の練習。

Thank you!