Generally , it happen at a shut place.
Let's try to keep cleanliness.
And be careful of "black" well.
Otherwise , you will be contagion.





感





In the past...

つくづく愚かな連中だったと、金魚鉢から出た金魚を見下ろす。
・・・いや、金魚と言うにはあまりにも醜い。
言うなら、水槽から出た深海魚のような。
(そもそも、水槽で深海魚が飼えたっけ?)

「ねぇ、fai.」
「ねぇ、lure.」

美しく生まれなかった金魚に、問う。
美しく生まれなかった金魚に、彼も問う。

「「何故生まれてきたんだろうね。」」

其れは、彼らに対してか、自分達に対してか。
其れとも。
何にせよ、それは何かを冒涜する言葉であって。
虚偽の下に真実を織り込んで出来た甘いミルフィーユのようで。
たったそれだけの言葉に、意味を求めてしまう。

「さぁ、ボクには分からないよ。」
「さぁ、ボクには解らないよ。」

分かるのか解らないのか。
もしわかるなら、求めた先の答えは、酷く甘美なんだろうと思った。
苦しんでいた魚は、やがて呼吸が出来なくなって死んだ。
水を介した景色から空気を焦がれ、其の空気に肺が届かずに死んだ。
肺呼吸しか出来なかった魚は、顔を覆う透明な幕に対応が出来なかった。
全ては彼らが生んだ、ボク等に対する侮りと隙によるモノだった。
もう、売られたりはしたくないからね。

「そう言えばさ、そろそろ帰らないと。」
「え?どうしてさ。」

お互い解っている演技を繰り広げる。
”生きている”見物人は誰もいない、そう、死体がお客さんの喜劇を。

「彼が待っているからね。そろそろランチタイムだよ。」
「嗚呼、そうだったね!」

家ではきっと、家主達のいない島ではきっと、財産目当ての泥棒がいるだろう。
”うっかり”其の計画の情報を入手してしまった彼が、彼の友人と共にいるのだろう。
ランチはとってある、ボク等の為に。
彼と仲が良くなってしまった、特権だ。
さぁ、帰ろう。
二人で手を繋いで帰る。
仲が良いんだよってアピールしてみる、自然達に。
森を抜けて、其の侭家へ。
さぁ、どんな味がするのかな。

「楽しみだね。」
「愉しみだね。」

まだ続くのだろうね、今のところ終わる予定の無い喜劇が。
彼と、嗤い合った。





In the future which became the past...

びしゃり、と音がした。
其れは液体が飛び散る音で、普通ならしない音だ。
それほど勢いが強い。
白い壁に見事な華が咲く。
たまにやく、もしくは花粉の絵が付け加えられる。
葉や茎はない。
華の近くに、大海原が描かれる。
なんとも不気味な、紅い海。
其の海を背に、一人がぐっすり眠っている。
永久に、起きることの無い眠りを貪っている。
其の近くで、数人が横になって眠っている。
其の足元で、また其の近くで。
最後に数人残る。
まだ、絵画の一部を形成していない者達が。
(つまりは、絵の具のチューブってところでしょうかね。)

「てめぇ・・・・!」

入ってきたのはいいが、まさか絵の一部になるとは。
誰も予想していなかっただろう。
画家はパレットを持たず、白くて鋭くて長い筆を持っていた。
筆には紅い絵の具が。
絵のほうにいくにつれ、固まって黒くなってしまっている。
しかし、先端は今だ、潤った紅を保つ。

「何も殺すこと無いでしょう・・・!?警備団になら通報しても良いから!」

降参、を顔いっぱいに表示させて、画家を非難する、チューブ達。
画家はお構い無しに言う。

「んー、だってねぇ、暇だったんだもんw」
「ハ、てめ、頭イカれてんのか!?」
「暇だからって・・・!そんな・・・!!」

女のチューブは滴を垂らし、男のチューブは怒り。
若いチューブは怯え、年老いたチューブは呆然とした。
たくさんあっても1色しか生み出せないチューブ達を、画家は半分以上使い切った。
まだ、絵は完成しないらしい。
・・・ところで、キャンパスを変えるのを、誰がやるんだと思っているんでしょうね。
(嗚呼、また面倒なことを。)

「まぁ、いいや。君達は残しておかないとw」
「はぁ?」
「お腹空かせた金魚が帰ってくるからね。」

絵の具は、言うなれば金魚の餌へと変貌した。
餌はまず崩され、ふやかされ、餌としての形を失う。
ついでに、この絵画もリセットしてくれたらよいのですが。

「「只今!」」
「あ、丁度イイところにw」

本当にタイミングがいいところで(計っているんですかね)帰ってきた、金魚達。

「お腹空いたよ。」
「ランチはアレ?」
「そうそうw召し上がれww」

画家はコックへ変わり、料理を提供する。
金魚は、自分の味方である水を使い、餌を崩す。
そして、貪欲に貪る。
金魚は紅を水で薄めて、無かったことにしようとする。
けれど実際は、染みが出来るだけ。

「ぼごごごごごごごごご!」
「がぼっ、げぼがぼぼぼぼぼ!」
「ごごがぼっ、がぼっ、、、、、」
「があああああああああ!!!」

口から出る泡は言葉を成さない。
伝えたい意志は、伝わらずに、唯、滑稽な姿を作り上げるだけ。
人間の言う、ウチュウヒコウシのような姿で、もがき続ける餌達。
顔を掻き毟っても、紅が水に溶け込むだけ。
水を取ろうとしても、手には何も残らない。
さらさらとしていて、固まっている水。
それが、彼らの顔を覆って、意思疎通を阻害した。
1つの餌が水に溶け込むと、1人が絶叫し、少ない空気を肺から出す。
1つの餌が其れに気づいて落ち着かせようとするが、無意味で。
幾つかの餌は、空気を肺に入れようと必死で。
まるで、魚のように。

「ねぇ紅華、なんて哀れな姿なんだろうね。」

それは、私のことでしょうか?
と、と問いたくなった。
見ていながら、何も出来ない自分。
見ていながら、何も使用としない自分。
それが、哀れな姿、のような気がして。

「楽にしてあげない?」

わざと彼は言うのだ。
そして、自分と私を同罪者に仕立て上げ、逃れなくさせる。

「折角の、彼ら専用のランチでしょう?」

わざとらしく、言ってみる。
彼は、嗚呼そうだったね、と、笑って言った。
そして、

「それにしても、滑稽w」

喜劇の見物人へと変わる。

「其れは彼らが、ですか?」
「彼らって?」
「ファイとルーレのことですよ。」
「んーw?」

今なんだか水の音で聞こえなかったーw
と、故意に人の質問に答えようとしない。
だからと言って、答えは彼らで正解だとは限らない。
何故なら、其処で私が、侵入者が、と答えたとしても、はぐらかすからだ。
(結局、誰なんでしょうね、哀れで滑稽な喜劇のピエロは。)

「さぁ、誰しもピエロに成り得るからね。」

私の顔を見て(ついでに心も読んで)、ウインクを一つした。





In the past which became the future...

「それで、片付けはしたんでしょうね?」

私が口調を強めて言うのも無理は無いと思う。
この部屋で戦闘を繰り広げた挙句、何もかもを紅く染めて、水で薄めたのだから。
テレビとか、壊れてないのかしら。

「まあ、其処は魔法のち・か・ら☆」

親指を立てる仕草とウインクで、全てが大丈夫のように見せるのは、虚白。

「其の後、警備団は?」
「呼んだよー、んで、引き取って貰った。」

ね、failure?
そう訊く彼に、彼と性格がほぼ一緒の双子が答える。

「なら、いいのよ。」

何がいいモノか。
本当は、私は知っているのよ。
そう言ったら、悪事を止めるだろうか。
いや、止める訳が無い。
だから黙っていると言うの?
いいえ、其の答えも解っている筈よ。
(結局、私も彼らと同じなのかしら。)

「さて、昼食にしましょう?」

部屋で購入品を片付けた、他の子達も呼んで、今日は外にしましょう。
そう、明るく切り出してみる。
反抗期の子供をどう呼ぶかは、島付きの蜘蛛に任せるとしよう。
そうして、昼食の支度を始める。
勿論、虚白はキッチンへ入れないようにしておく。

「えー、またーw」
「またも何も、食べられないものしか作らないでしょう?貴方。」
「食べられるよーwだって、食べ物で作ってるんだもん!」
「屁理屈は無用よ、大人しく座ってなさい。」

はーい、と返事をし、大人しく座っていない彼。
やはりね、と諦める。
悪さをしないなら(少なくとも私の前で)、もう、放っておく。
外に椅子を運び出し、本を開いて、少し待つ。
いい香が、錆び付いた様な匂いを消していく。
(私が気づかないとでも思ったのかしら、其れとも、故意か。)

「愚かなものよね。」

其れは私に対してか、其れとも。
答えは広範囲を対象とし、収集をつかなくさせる。
そうして、私にまた、其の考えを未来へ投棄させる。
見て見ぬフリ、知ってて知らぬフリ、この私の滑稽な姿を、誰が嘲笑わないだろうか。
しかし、其の姿を知ってる者は、今は少ないと思う。
彼らはきっと、私を”無知で使える島主”と思っているのだろう。
勿論、純粋な子(と私が思ってるだけかもしれないけど)は違うとは思う。

空を見上げると、大きな雲が頭上を通過した。
多くの場所を照らす太陽が、今は、限りなく小数の者達しか照らさないように見えた。
そしてそこに、私は含まれていないのだと、被害妄想に取り憑かれる。
私は、太陽の反射の反射、つまり、月が照らせばいいと。
反射して反射して、淡くなって黒い影の強くなった光が、照らせばいいと。
明るい日中から、黒い影を落とした。









Generally , it happen at a shut place.
Let's try to keep cleanliness.
And be careful of "black" well.
Otherwise , you will be contagion.

And , in the future , "black" approaches you and you cannot fight.
Good-bye and hello.

The world that was filled with "black".





+

第十弾、failureと虚白と紅華とシュリラ。
Webの翻訳機でやっているので、英文は合ってるか不明です。
("Black"は黒人では無く、黒、ですので。)
負の連鎖、悪の蔓延、其れは感染にも似ている。
ということで、一応御題に合ってるかなあ?と言ったところです。
シュルラ島に限らず、こういう現象が続き、世界がいつか”黒”で染まるのではないかと。
シアワールドではこんな感じの中で、正義と悪が存在し、対立しています。
(あれ、結局、皆悪じゃない?これじゃあ(笑)。)

Thank you!